2013年11月9日土曜日

ストックの八重鑑別

おはようございます。





先日、アブラナ科ストックの播種をしました。

ストックの種子は扁平で直径2mmほど。
青や紫の花が咲く品種は種子も濃い色。
白や黄色は種子も薄い色。
分かりやすくて播きやすい種子です。


(左:ホワイト 右:パープル)
小さい文字

早い種子は播種後2日目に発根し始め、
5日目には子葉が展開します。





ここで、ストックの生産において
非常に重要なイベントが発生します。

それは・・・八重鑑別!!

八重鑑別とは言葉の通り、八重であるか八重でないか(つまり一重か)を見分けること。

通常、お店や装飾に使われるストックはほぼ全てが八重の花です。
しかし、実はストックは播種して普通に育てると約半数が一重の花を咲かせるのです。
一重の価値は八重と比べてかなり低く、生産するだけロスが大きくなることがほとんどです。
また、残念ながら種子の段階では八重か一重かを判断出来ないため、
最も差が出る子葉の段階で八重鑑別を行い、一重のものを間引いていきます。


こちらは八重(と判断した苗)


こちらは一重(と判断した苗)



・・・皆さん分かりますか?


鑑別の要素は、
・発芽の早晩:八重が早く、一重が遅い
・子葉の形:八重が楕円形、一重が丸型
・子葉の色:八重が淡く、一重が濃い
・子葉の面積:八重が大きく、一重が小さい

なかなか見分けるのは難しいのです・・・

今回、八重鑑別した苗は、年度末頃に咲き始めます。
どれだけの八重率で開花するのか、、、
楽しみです ~





(池田)





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