2017年6月14日水曜日

2017全日本鍼灸学会


 ようやく梅雨入りして、薬草園の灌水も天の助けをいただくことが出来始めました。
 植物としては日光の恋しい季節となるため、適度に晴れてくれるとありがたいですね。



さて、先週末は全日本鍼灸学会の学術大会に参加いたしました。



 歴史ある某大学の建物にて開会挨拶から始まり、様々な講演、発表、シンポジウムが開かれました。


 普段こちらで行っている研究とは全く異なる分野の研究は、用語を理解することすら難しいものでしたが、人を対象とした調査・評価方法など、非常に慎重な計画・倫理のもとで、研究を行っているように感じられました。



 東洋医学は、これまで西洋医学に比べて、科学的考証や証明といった部分でやや弱い傾向にありましたが、最近の研究では、可能な限り『サイエンス』の視点から研究を進められている先生が増えているようです。


 東洋医学では、病状の要因をひとつに決めず、複数の要因に対して幅広く対応し、改善していくといった本質的な療法に向いているとされています。

 症状を抱えた患者に対し、東洋と西洋のどちらで対応し治療していくべきか、その提案をすることが理想ではありますが…なかなか難しいようですね。



 今回、我々はモグサの原料となるヨモギの、全国各地における形態について発表しました。

 周りの先生方とは全く研究畑の異なるテーマで、かなりアウェー感を抱きながらも、興味を持たれた方も少なからずいらっしゃいました。

 別の方のヨモギについての発表の際にも、後ろから「そりゃあ原料なければどうしようもないものねぇ」といった声も聞こえ、完成品だけでなく原料にも注目が集まりつつあります。


 今後も、他分野の方々のお話しを聞き、様々な視点をもとに研究に活かしていきたいものですね。


(安藤匡哉)


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